2018年9月2日日曜日

ANAで予約したルフトハンザ便の座席指定の方法

ANAのウェブサイトからルフトハンザのコードシェア便(ANA便名)を予約したところ、ウェブサイトから座席指定が出来ないと言われて、困ってしまいました。

なんといっても長いフライトですから、もし万が一真ん中の座席とかになってしまったら死んでしまいます。

ANAのサイトにも他社便がコードシェアでANA便名の場合には座席指定できませんと断言してあります…。なぜできないのかと不満を持ってしまいますが、後で理由がわかります。

しかし諦めずにルフトハンザのウェブサイトでANAの予約番号を入れたところ、座席指定することができました。なんとルフトハンザの座席予約は有料でした。格安航空会社みたいですね。クレジットカード決済で支払えます。

そりゃ他社便での座席指定が有料だったらANA側ではどうしようもないですよね。

同じアライアンスなら同じルールで動いているかと思いきや、色々と違うもんなんですねぇ。不思議なものです。

2018年2月3日土曜日

キューバで3Gデータ通信ができるDigicel SIM

数週間のキューバ旅行をすることになり、問題となるのはインターネットでした。キューバは現在、世界でも最もインターネット事情の悪い国の一つだと思われます。

いまどき世界の最貧国(後発開発途上国, LDCs)であっても、まともな宿かカフェにはそこそこ使える速度のインターネットがあるのが普通です。ラオスあたりでも、インターネットカフェには高速ブロードバンドが来てますし、普通のカフェでも、まあまあ通信できる程度の回線は来ています。

これまで世界30カ国を旅して来て、近年で滞在中にいちどもインターネットにつなげなかったのはブータンとミャンマーとキューバだけです。

しかしキューバでは改善の兆しがあり、なんと3Gデータ通信できるSIMが発売されているということで、今回はそれを入手して試してみました。

このSIMは普通の現地SIMではなく、ローミング専用SIMです。ラテンアメリカで広く展開しているDigicelという通信会社のケイマン諸島子会社が発行しているSIMなのですが、米国内でだけ発売され、キューバ国内だけで使えるという謎のSIMです。

米国内だけの発売であり、キューバ国内では買えないので、あらかじめ米Amazonから転送業者などを通じて入手しておく必要があります。私はメキシコ市の滞在先に転送業者(MyUS)経由で送付しましたが、Fedex Priorityですぐ届きました。

このSIMは異常に通信費用が高いのが特徴です。100MB 25米ドル、300MB 50米ドル、500MB 100米ドルと、普通のSIMに比べて20倍くらいの値段がします。

高い上に本当にちゃんと使えるのか疑問もあったのですが、インターネット接続にはいくらでもお金を払う価値があるので、買って使ってみた次第です。

キューバに来て接続したところ、通信はできました。しかし通信速度は異常に遅く、昼間などはほとんど全く通信できない時間帯もあるレベルです。いろいろ調べていたら深夜・早朝の時間帯は数百kbps程度で通信できることもあるので、通信設備の不足が不安定の原因でしょう。

「300MBで50ドルってどんだけ高額なんだよ、一瞬で使っちゃうだろ!」と思っていたのですが、これだけ低速だと300MB使い切るのにもかなり時間がかかる感じです(笑)

もちろんちょっとつないだら、すぐモバイルデータをオフにして通信量を節約しないと一瞬でなくなってしまいますが。

とはいえ、このSIMはお勧めです。

キューバではWifiエリアが徐々に増やされているのですが、Wifiに接続するためには国営通信会社でパスワードの書かれたカードを買わねばならず、それには大行列に並ぶ必要があるなど、Wifiを使うにも困難の多い状況です。またWifiエリアもそれほど数が多いわけではなく、一つの箇所で大勢の人が使っている状況なので、つなぐのは難しいです。

そしてキューバの多くの宿では、インターネットが全くない状況ですし、高級ホテルでもせいぜいロビーに公共Wifiが飛んでるという程度でしょう。そう考えると部屋でインターネットをするためには、このSIMが必須ということになります。

われわれインターネット依存症患者がキューバを旅するためには必須のSIMです。

というか、いまどき次の宿を探したり飛行機を予約したりするにもインターネットは必須なわけで、旅行者にとってそれがあるのとないのとでは大違い。皆さんこれを買ってキューバで最低限のインターネットを確保しましょう。

(2018年2月3日現在、品切れ中となっており、いつ復活するか不明です。ぐぬぬ)